「原稿」
中国の宇宙船が、昨年初めから火星を1,300回以上周回して、火星全体をカバーする画像を撮影したと、国営メディアが今週報じた。
2021年2月、人が乗っていない中国の宇宙船「天文1号」が赤い惑星に到達した。同国初の現地でのミッションだった。その後、ロボット型ローバーが地表に送り込まれ、オービターが宇宙からこの惑星を調査している。
その中で、中国が初めて撮影したのが、火星の南極である。南極は、火星のほぼすべての水資源が閉じ込められている場所です。
2018年、欧州宇宙機関が運用するオービターが、惑星の南極の氷の下に水を発見しました。地表下に水を発見することは、その惑星が生命を育む能力を研究する上で重要である。また、このような発見は、そこで人類が探査を行う場合にも役立つ可能性があります。
このほか、「天文台1号」は、全長約4000kmの峡谷「バレス・マリネリス」や、火星北部の「アラビア・テラ」と呼ばれる地域を撮影しています。火星には、隕石などによってできた穴「衝突クレーター」がたくさんあります。
また、「天文台1号」は、大きなマウンダークレーターの縁の詳細な画像や、50年以上前にNASAのマリナー9号が初めて発見した標高18,000mの大火山「アスクレイアス山」の画像も送ってきました。
Words in This Story
rover – n. a vehicle used for exploring the surface of a moon, planet, etc.
canyon – n. a deep valley with steep rock sides and often a stream or river flowing through it
volcano – n. a mountain with a hole in the top or side that sometimes sends out rocks, ash, lava, etc., in a sudden explosion (called an eruption)
*This article has been edited and reprinted from VOA Learning English with permission from Voice of America (VOA) for use in English language materials.