「原稿」
5月は、北半分の多くの地域で植え付けに最適な時期です。
今、ガーデンセンターには多くの園芸家が植物を買いに訪れています。室内で種から植物を育てている人は、今頃、庭に植える準備をしているかもしれませんね。
しかし、通常、苗は屋内の栽培場所から屋外のベッドやボーダーへ、何のリスクもなく直行できるわけではありません。まず「硬化」させる必要があるのです。
つまり、日光や風、気温の変化など、植物がまだ経験したことのない環境条件に少しずつ慣らしていくのです。もし植物が十分に硬化していない場合、太陽に焼かれたり、慣れない風や低温にさらされることでショック状態に陥る可能性があります。ストレスを受けた植物は回復することがあります。しかし、その過程で、通常、数週間、成長が遅れてしまうのです。
室内植物を硬くする
植物を硬くするために、屋外の日差しの当たらない場所に置くことから始めます。庭に植える前の1週間ほどは、毎日、少しずつ時間を増やしていきましょう。日除けは重要です。家の中で一番日当たりの良い窓や、電気栽培用のライトでも、直射日光の強さにはかないません。
霜の危険が去った後、気温が7度以上になる日を選びます。タイマーをセットして1時間ほど外に出してから、室内の暖かい場所に戻し、植物用の電灯が最適です。
これを2日目に2時間繰り返す。1週間は毎日1時間の屋外時間を追加します。その後、地植え、レイズドベッド、コンテナなど、恒久的な住まいに安全に植え付けることができます。
天候の変化には注意し、作業中も様子を見るようにしましょう。屋外に出している間に雨や風が強くなりそうな場合は、室内に入れてください。
庭に日差しを遮るものがなくても気にする必要はありません。例えば、屋外テーブルの下で植物を固めることができます。大きな観葉植物の下でも同じです。もし、そのようなものがなければ、傘のようなもので植物を日差しから守ることができます。
暑くない時期であれば、苗を直接地面に植えることもできます。そして、底と上部を取り除いた大きなプラスチック容器で一本一本覆って固めます。底を数センチの土に埋めておくと、容器が固定されます。水やりは、上部にある水抜き穴から行います。
1日の固まる期間ごとに容器を外します。そして、その後、元の場所にセットして土に固定します。高温や強い直射日光は、植物を「調理」する恐れがあるので、注意深く観察してください。苗を庭に直接植える場合は、気象条件に従い、最善の判断で行ってください。
温室で植物を始めた場合は、すでに直射日光を浴びて育っているので、このプロセスは簡単です。1週間ほど、毎日数時間、窓を開けてください。そして、初日は2時間、2日目は4時間、屋外の日陰に苗を移動させましょう。その後、屋外に植える準備が整うはずです。
Words in This Story
garden – n. an area of ground where plants (such as flowers or vegetables) are grown
seedling –n. a young plant recently grown from a seed
exposure – n. the fact or condition of being affected by something or experiencing something
frost – n. the occurrence of weather that is cold enough to cause water to freeze and frost to form
umbrella – n. a device that is used for protection from the rain and sun
greenhouse – n. a building or part of a building that has glass walls and a glass roof and that is used for growing plants
*This article has been edited and reprinted from VOA Learning English with permission from Voice of America (VOA) for use in English language materials.