「原稿」
4月22日はアースデイです。毎年、世界中の人々がこの日を記念して、環境保護に取り組んでいます。地球をより良くするために、さまざまな活動が行われています。
この目標を達成するための方法のひとつが、その土地に自生する植物を育てることです。これは、自生する植物とともに進化してきた鳥や昆虫などの野生生物を助けることになります。これらの動物の多くにとって、植物の花粉は彼らの食料です。
在来種の送粉者は、外来種の植物を餌として認識できないことが多い。つまり、花粉を集めたり、植物の種子を撒いたりすることはないのです。
外来種の植栽は、ミツバチ、鳥、コウモリ、チョウなどの受粉媒介者にとって、いわゆる「食糧砂漠」を作り出してしまいます。
ダグ・タラミーはデラウェア大学の昆虫学の教授である。昆虫学とは、昆虫を研究する学問です。彼は、外来種の植物が自然の食物連鎖に害を及ぼし、環境の崩壊につながることを発見しました。
"植物の選択は重要だ "と彼は言った。"私たちが(敷地に)選ぶ植物は、そこにどれだけの生命が生きられるかで決まるはずです"
人間は昆虫に強く依存しています。昆虫がいなければ、花を咲かせる植物がなくなり、重要な動物を支える食物網に支障をきたすことになる。例えば、鳥は植物を食料とし、その種を撒きながら、有害な昆虫の個体数を抑えています。
昆虫は、酸素を供給し、水をきれいにし、炭素を取り込み、土壌に栄養を加える植物を支えています。その結果、表土が形成され、洪水が防げるのです。昆虫がいなければ、生物圏(地球の生命体)は昆虫分解者の喪失によって腐敗してしまう。そうなれば、人類は生き残れないでしょう」とタラミーは言う。
昆虫やその他の野生動物に餌や生息地を提供するだけでなく、自生植物は簡単に成長することができ、あまり世話をする必要がありません。つまり、水やりや施肥の回数が少なくて済むのです。庭師と花粉媒介者、双方にとってメリットのある状況なのです。
Words in This Story
evolve – v. to change or develop slowly often into a better, more complex, or more advanced state : to develop by a process of evolution
pollen – n. the very fine usually yellow dust that is produced by a plant and that is carried to other plants of the same kind usually by wind or insects so that the plants can produce seeds
determine – v. to be the cause of or reason for (something)
rot – v. to slowly decay or cause (something) to decay
habitat – n. the place or type of place where a plant or animal naturally or normally lives or grows
win-win – adj. providing a good result for everyone involved
*This article has been edited and reprinted from VOA Learning English with permission from Voice of America (VOA) for use in English language materials.